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「関係ないよ」
キッパリと言い捨てる瑛は尚も笑顔。あ、コレもしかしてドッキリ?
「あぁ、ドッキリでも無いから」
見透かされた様に言い足された。
「どーだか…」
半ば呆れ気味で瑛を見る。マジな訳ない。瑛は結構な女好きってのも俺は知ってる。
だって「イイ女」とすれ違っちゃえば声掛ける様な男だし。まぁその場に俺も居ればノリで参加したりするけど。その時のテンションで。
何よりふざけるのが大好きなお年頃だからコレもその類だろうと思うんだけど…
「こーしの期待裏切って悪いけど。マジ話だよ」
いやいや。
「つかお前女好きじゃん?」
「…前はね。ここ半年は女と連絡取ってないだろ?」
そう言われて記憶を遡ってみれば確かに瑛はここ暫く女の子と連絡取ってなかったし気配すら無かった。
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