八木が終わらなそうなんで

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さっきの事なんて何でも無かったかの様に笑いながらビールを置いて、忙しいのか直ぐにテーブルを離れて奥に戻って行ってしまった。 周りを見渡せば平日だってのに店は賑わっていた。 「八木忙しそうだな~」 「…そ、そうだな。コレ飲んでとりあえず出るか」 さっきまでのやりとりが嘘みたいに瑛が普通に話かけてきたから思わずどもってしまった。 ダサ…!ショックだ自分に。 新しく運ばれたビールを一気に飲み干し、とりあえず会計の為財布を出した。 伝票…お、結構いったな。さて財布は大丈夫か…あ。やっぱ金無かった。ごめん瑛。ゴチになります(明日返すけど) そんなこんなで瑛に出して貰って店を後にした。
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