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『おい、そこの男!…余はアレキサス王である!!…パンと水があったらよこすのだ!!』
クリストフは裸同然で男に命令した。
男はしばらくクリストフの裸の姿に呆然としたが、それからムチをを振り下ろした。
バギ!!
『ぎゃあああっ!?』
男はクリストフの胸をムチで殴り、クリストフはそのまま地面に倒れた。
『おいっ!お前ぇは、王様だか、何様だか知らないが、俺の家に入って命令するとは何事だ!この酔っ払いの、宿無しが~っ!!!!』
男はそう叫ぶとクリストフのうずくまった背中に再びムチを入れた。
『うわああああ~っ!!止めろっ!…止めてくれ~!!!!』
クリストフは泣き出した。
男は持っていたムチを容赦なく追い立てた。
『王様だとっ!?だとしたら余計に許せないな!!ぶっ殺して牛の糞に埋めてやろうか!?』
男はクリストフを睨みつけると、クリストフは悲鳴をあげて、小屋から一目散に逃げ出した。
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