クロース～伝説の王様～

老人とクリストフ

『ワハハハ～っ！！アンタは貴族か王族のくせに世の中、何にも知らないとみえる！……まあ教えてやるが、とりあえずは乗りなさいな』

老人はクリストフを荷台に乗せて、馬車を都に向けて青空の下、龍のように流れる雲と同じ方角に走り出させた。

せっつくクリストフに対して、しばらくすると老人は語り出した。