追憶

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『手だ…ああっ!?足もある!!』 クリストフは体中を手で触り自分の肉体であることを確かめ喜んだ。 短いずんぐりむっくりな手足、長い白髪がかった髪の毛。 そして運動不足と肥満でたるんだ腹。 それは間違いなく、世界の大陸を支配していた王【クリストフ・サルバドーレ・アレキサス】であった。 『。……それから、お前が今望む【不死】とやらをその肉体に与えよう…』 神がそう言うと、クリストフの体は一瞬青い光に包まれた。 『さあ、クリストフよ、行きなさい!私からの罪への償いは、お前が人間になった時に受けるが良いだろう!』 するとクリストフの前に強烈な光が浴びせられた。 『ぐわわああああ~っ!?!?!?』 クリストフは目を被った。
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