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悲劇の始まり
俺はその日は彼女を名古屋に連れて来ていた
松坂屋に行って帽子を買ったり服を買ったり
その日は結構な金額が飛んだな
俺が荷物を持って彼女を横にして別の店に移動
…だか…それは…悪夢の始まりだったのだろう
ある交差点に差し掛かり信号を待って青になったから歩き始めた
その時…俺は携帯を落として拾うために彼女だけを先に横断歩道を行かせた…
荷物を下ろして携帯を拾い 電池パックのカバーも外れたため拾っていたら
突然 キキィー とキャリアカーが急ブレーキをした…ふと振り向けば彼女が居ない
横断中の彼女が居ない
俺はその時全てを失った
ざわめきが聞こえるなか
引かれた彼女の元へ走った
泣きながら走った 泣きながら…… 愛弓…愛弓…と小さく言いながら……
愛弓は微かに息はあった
だが……見たことのないような凄まじく流れる血液
もう頭から出血していた
愛弓は痛いよぉとなんども言いながら…俺の手を強く握る
彼女を引いた男性運転手はもう崩れていた
男性に俺は泣きながら 救急車 と小さく言った
5分後救急車が来て応急処置
救急車の中では痛々しい点滴や注射
俺はもうずっとずっと泣いてばかりだった
病院に着いて30分後…出血生ショックで亡くなった
彼女の家族は母だけ母子家庭だった
兄弟も居なかったらしい
彼女は霊安室へ
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