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そんな寂しさと不安に満ち溢れていた僕の頭は素敵なくらい弱気と言えよう。
今からそんなでどうするんだ。
しっかりしなくちゃ。
もう頼る相手も家族も…
いない
余計寂しさが募った僕は直ぐにも眠る事にした。
きっと疲れているんだと
妹や弟と離れた時はそうでもなかったが今は息がつまりそうなくらい寂しい。
結局僕はその日眠る事なく大粒の涙を流して静かに泣いた。
朝
カーテンがヒラリヒラリと一筋の光を入れる。
「………。」
眠る事の出来なかった僕の目は少し赤らんで腫れていた。
まったく僕と言えば…
女の子でもあるまいし夜すすり泣きして目はらすなんて……
正直恥ずかしい。
こんな顔で学校に行ける筈もなく何日か休むことにした。
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