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ガバッ‼
ソファーから飛び起き広い居間を見回す。
「誰だ!?」
確かに聞こえた声に不気味さを覚えた僕は部屋全体の部屋の電気をつけようと重たい体を動かす。
今は父も死に親戚も誰も居ないはずだった。
電気のスイッチに手が触れた時だった。
ゴゾッ
ゴゾッ
どこからか音がする。
僕は耳を凝らしよく音を聞く……
一緒自分の耳を疑った。
音がしていたのは紛れもなく僕の右ポケット。
ゴゾ
ゴゾッ
鳴り止まない奇妙な音に戸惑う僕は決心し右ポケットに手を突っ込んだ。
「……?」
音のしていたそれは別に違和感が有るわけでもない。
逆に何かいつも触っている何かに似ている気がした僕はポケットから引っこ抜くようにそれを目の前まで運んだ。
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