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「!?……」
「っ……これは……」
引きずりだしたものは昼間あの公園で拾ったかみ切れだった。
よく見ると昼間何もかかれてなかった筈のかみ切れには
「交換まじない」
と赤々しい血で記されていた。
僕はそれを見て聞こえた声をもう一度頭の中で思い出した。
それが嫌なら変えればいい。
寂しさに追い詰められていた僕はこんなくだらないまじないでさえも受け入れてしまったんだ。
そして闇の色に着実に染まっていった。
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