欲望

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                   「交換まじない」                                      紙切れには方法らしきものも書いてあったが全く読めない。                                      どこの言葉かも分からない。 分かりやすく言うなら暗号のようなものだ。                                      僕はソファーの上にどっかり座りわんわんと頭を捻る。                                      「まるで駄目だ。訳分かんないよ。」                                      途方に暮れていた僕は窓に目をやる。                    外は夜が消え朝を迎えようとしていた。                                      「…………眠い。」 僕はソファーから立ち上がるとベットのシーツに顔を埋めた。                                                        ぁあ。そうだ。                                                        公園に行けば分かるかもしれない。                                                        そんな事を思いながら眠りについた。                                                                                                              その夜僕はとてもいい夢を見ていた。                                                                                                              
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