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「僕。待ちなさい。」
突然、声をかけられ、びっくりした僕は、プラモデルを落としてしまった…
後ろを向くと、店のおじさんが立っていた。
個人がやってるおもちゃ屋である。
普通のお茶の間に俺は連れて行かれた。
おじさんの顔は怒りに満ちた顔で僕を睨んでいた。
「僕。名前は?」
下を向き、答えられなかった…
「黙っててもすぐ分かるんだぞ。」
小さい街だ。
すぐに分かるだろう…
「石田 ツトムです…」
「何故、万引きしようとしたんだね?これは犯罪だよ?警察に捕まるんだよ?」
警察と言う言葉に恐れを感じた。
と同時に自分がやった行為の罪の意識が込み上げ、泣く事しか出来なかった。
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