63人が本棚に入れています
本棚に追加
「泣いてても何もならないんだぞ!何故、万引きをしょうと思ったんだ?」
必死に泣くのを堪えながら僕は答えた。
「サンタ…さんが…ヒック……家には来ないんです…ヒック…だから…ヒック…弟に僕がサンタさんの代わりに…ヒック…プレゼントを…あげたかった…んです…」
小さな街だ。
名前を聞けば、どんな家かもたいて分かる。
おじさんは考えてから言った。
「泥棒した物を貰って、喜ぶと思うかい?」
僕は首を横に振った。
「君は犯罪を侵したんだ。罪を償って貰うよ。」
そう言って、おじさんは僕の手を引き表に出した。
最初のコメントを投稿しよう!