63人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、掃除道具を持って来てこう言った。
「この窓を綺麗に拭きなさい。」
そう言って中に入って行った。
冷たい水に雑巾を入れ、絞る。
12月の冷たい風が吹き付け、手は直ぐにかじかむ…
逃げ出そうと思えば、直ぐに逃げ出せた。
だけど、僕は自分がやった行為に後悔の念が過ぎり、やり切らなければならないと思った。
泣きながら、窓を拭く。
一生懸命に拭く。
高い場所は、モップを使って、綺麗に拭いた。
「掃除終わりました…」
そう言って、中に入った。
おじさんは外に出て確認した。
おじさんは僕をまたお茶の間に通した。
最初のコメントを投稿しよう!