Prologue

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2006年3月8日 『ねぇ、隣いいかな??』 『え!?あ…はい!!』 二人の出会いは合コンだった 美晴は友達に“付き合わされた”感があり、乗り気ではなかった しかし 席替えの時、隣に座った男に一目惚れをした その男は 『薫って呼んで』 合田 薫 『あ…あたしは美晴でいいよ』 藤崎 美晴 『お互い呼び捨てでいいよね』 『うん、大丈夫』 期待していなかった美晴にとっては思ってもいなかったサプライズだった ━━━━…1時間後 『じゃ、最後は乾杯で…かんぱぁ-い!!』 気の利いた男が乾杯の音頭を取り、合コンは幕を閉じた ワラワラと階段を降りる途中、美晴に声がかかる 『美晴、あのさ…アドとか…教えてくれない??』 小声で照れ臭そうに話す薫 『うん、じゃとりあえず番号からね、090…』 薫は番号を打ち終えると 『美晴auだよね??』 『そうだよ』 『じゃ後でCメ-ルするから』 『分かった、待ってるね』 お互い笑顔で手を振ると別れた
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