Prologue

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『ふぅ~…』 疲れた様子で帰宅した美晴 ソファに座るなり携帯が鳴った 『誰だろ…』 知らない番号からのCメ-ル 薫からだった 【薫です!!今日は楽しかったぁ~♪また飲もうね☆アド貼るから良かったらメールして(笑)】 美晴は嬉しくなり、すぐにアドレス宛にメールをした 【美晴です♪あたしも楽しかった☆また会えたらいいね♪】 これをきっかけに二人は頻繁に連絡を取るようになり、度々遊ぶようにもなった そして 冬間近の11月 薫は勝負に出た 『…よし!!』 小さく気合いを入れ、美晴へ電話をした 『もしもし??』 『あ、もしもし美晴??』 『うん、どうしたの??』 『あ…あのさ……ちょい気ぃ早いんだけど…』 『何ぃ~??今日いつもの薫じゃないし』 『あのさ…来月の24日とか…何してんの??』 『え…??』 『あ…ごめん、何でも…』 『暇だよ!!』 美晴は薫の言葉を遮った まるで薫の心を見透かしているかのように言葉を続けた 『薫も暇なの??』
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