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時は経ち、12月24日
美晴は待ち合わせ場所の“大きなクリスマスツリ-”の元へ向かう
いつもよりお洒落をして、少しでも自分を彩る様に努力をして
一足先に待つ薫も同じだった、この日の為に努力をしてきた
ドキドキしながら待つ薫の目の前に美晴が歩み寄る
『お待たせ』
『ううん、行こっか』
そう言うと二人は歩き出す
全て薫のエスコ-トで食事などをし、楽しい時間を過ごした
そして二人は再びツリ-の元へ戻る
『今日はありがとう、すごい楽しかったよ』
美晴はベンチに腰かけると言った
『俺も、ありがとな』
薫もその隣に座る
しばらく沈黙が続き、目の前を過ぎる人々を二人は静かに見ていた
『なぁ…美晴』
沈黙を破り、薫が美晴を見つめる
『ん??』
美晴も薫を見た
『あ…あの日から、美晴の事が好きだった!!来年も俺と一緒にクリスマスを過ごしてほしい…付き合ってくれ!!』
座ったままではあったが、頭を下げる薫
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