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地上に着いた。
まずは人々の声を聞かなければ。
ついでに僕は幽霊みたいなもんだから人には見えないし、触れることもできない。僕らサンタの仕事は物質をあげることではないのだ。
僕はケーキ屋へ向かった。
「蘭・・・。」
元恋人を見つけた。僕がまだ生きて時はさ、いつも一緒にいた。
なぜか蘭はこっちに走ってきた。
「蘭・・・おいで。」
しかし、蘭は僕をすり抜けた。
「槙、ずっと待ってたよ。もう!」
蘭は新しい幸せを見つけていた。まあ2年前から知ってたけど。蘭には蘭の生活があるのは僕にもわかっていた。それにあいつをほかの奴に託したのは僕だから。
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