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2人はケーキ屋でケーキを待つ間いろいろ話していた。
「なぁ、蘭。たまには弱くなってもいいんだぞ。」
「いきなりどうしたの?私は普通だって。」
「蘭はあいつが死んでから本当に楽しそうな顔をしないよな。」
「関係ないよ。こうたはもういないもん。今は槙がいるもん。」
僕にはその言葉が深く突き刺さった。そう、僕はもうこの世にはいない人間なんだ。そんなことわかってたけど、いざ突きつけられるとつらい。
「ごめんな。」
「大丈夫だよ。ほら、もうすぐケーキ頼まなきゃ。」
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