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その日の夜
裕樹は風呂からあがるなり携帯を開き、画面と向き合う。
「メール…しなきゃな…」
ピッピッ
未緒宛てにし、文字を打ち込もうとする
………ドキドキ
「…う………」
(無理だ…!!緊張して何て送れば良いか分かんねぇ;)
こんなに純粋にドキドキしているのは何年ぶりだろう…
まさか自分が一人の女にこんなに夢中になろうとは―‥
そう思いつつ気付けばもう12時をきっていたΣ!
「やっべ!まだ起きてっかな;」
裕樹は慌てて未緒にメールを送る
《遅くに悪い💧
今日会った裕樹だけど…登録よろしく✋》
ピッ…送信完了
「こんなかんじで…良かったかな…はぁ」
裕樹はそのままベットに倒れるように寝そべり、瞳を閉じる。
「………」
なんだろ…こんなワクワクした気分…久しぶりだ……
【‥心地好い‥】
チュン チュン
「ん…今何時だ…」
時計を見ると朝の8時をきっていた。
「俺あのまま寝ちゃって…ヤバッ
また遅刻かよ;
あッ…昨日のメール……!!!!!」
ガバッ
急いで起き上がると携帯を手にとり見てみる。
《新着メール3件》
3件?誰だろう…
ピッピッ
2件は学校の喧嘩仲間からだった。
《潰したい奴がいるんだけどまた手伝ってくれ😁》
「…………」
ダルい…現実に引き戻された気がした…
俺の周りには争いが尽きない
誰かに分けてやりたいくらいだ。
ピッ
《わかった✋
後で詳しく教えろ》
「ふん……」
冷めた目で3件目を見る
【未緒】
……未緒……っ返事がきた!
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