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翌日‥遅刻して祐樹は学校へ来た。
昨日の怪我で身体中包帯だらけ
先生は遅刻した祐樹を叱りつけるが、横目で睨まれると直ぐに黙り込み何もなかったよぅに再び授業を始める。
祐樹は学校中に恐れられてる不良で、先生にとって一番厄介な生徒だ…。
席に着くと待っていたかのようにクラスの不良達が祐樹の机を囲み集まる。
「昨日の喧嘩はさすがにヤバかったか?」
「こりゃまたすげぇ怪我だなぁ~」
等と楽しげに話す。
「フン……次は負けねぇ」
祐樹は冷たい表情でそう言うと居眠りをし始め、不良達は自分の席へ戻る。
眠りながら頭に浮かんできたのは昨日出会ったあの女―…
女なんて腐る程いるのに、名前も歳も知らなぃ一人の女が頭から離れなぃ…
あの…涙を流す顔が…
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