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一時間も説明書を読み続けちゃった僕は、既に愛玩具マスターになったつもりでいた。
説明書によると――愛玩具ってのは様々な経験をしていくわけ。つまり物事を学習していくわけだ。
それは親であり先生であり、時にはお兄ちゃんであるこの僕が善悪の判断を導いたり、何か言葉を教えたり、ちょっとエッチなことを教えたり…ウヒヒ。一部映像が乱れたメンゴメンゴ。なぜかよだれが口の両端に溜まるね。
そうそう。学校の授業でいえば、保健体育に主眼を置いた教育っていうのかな。あとほんのおまけで道徳の授業。そういうのをしていくようなもんらしい。
これはかなりテンション上がってきますな。だって、ダイナマイトボディを一から育てられるわけよ。
う~ん…でも、正直こんな面倒な作業があるとは思っていなかった。
でも、ハイハイしているユメをガン見すると「うぉっしゃぁぁぁ!」って気合いが入ってしまうんだよね。
やっぱり爆乳って言うんですか、爆乳。爆乳って呼び方最初に考えた人は偉いよね。多分最初に言い始めた人はノーベル平和賞とかもらっちゃったんだろうな。知らないけど。
そんなわけで、愛玩具マスターというより説明書マスターである僕とユメとの日々が始まっていくのでした。
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