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そいつだって今はきっと神から降格して、平凡な一般人に成り下がってるんだろうな。
まぁいい。いずれにしても過去は過去だ。もう二度と戻るわけじゃない。
目の前の爆乳という名の現実を拝むことにしよう。
「それにしてもけしからん乳だ!」ユメはそう言って息を荒げる僕を、無邪気な上目遣いで見ている。
「ユメ、まずはお手からしてみようか?」
子どもの頃犬を飼っていたから、大体のしつけは理解しているつもりだ。
でも、犬と人型愛玩具では勝手が違うだろう。
「やっぱお手はなしだな…チンチンも教えたかったけど…マンマンは明らかにアウトだな…何から教えりゃいいんだ…」
またしてもサポートセンター行きか。いや、でもさっきこっちから一方的に電話を切ってしまったせいでかけ辛い。
小心者――いわゆる小心ガーは辛い。
「そうや!ネットや!」そう言うと、検索画面で「愛玩具 しつけ」と打ち込んだ。
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