Lesson2 我が娘

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ピッピッという小鳥たちの鳴き声で目を覚ました。 「ふぁ~!眠い~」 伸びをしてあたりを見渡すと、ダンボールが散らかっていた。 その中に美少女の姿が。 「ユメ!」と名前を呼び、肩を軽く揺すった。 静かな寝息を立てて眠る姿は、まるで何百年も眠り続けている可憐な眠り姫のようだ。 「姫!朝ですぞ」そう言っても起きないので、軽くキスをしようとユメの唇に顔を近づけていった。 どこからか映画ジョーズのテーマが聞こえて来たような気がしたが気にしない。 顔と顔があと10センチというところで、残念ながらユメは起床。 「クラッシュ!!おっ…おはよう!」 ユメはニコニコ顔。僕はアセアセ顔。 「お目覚めのキスはいかがですか~」 新幹線の売り子のように言ってはみたが、ユメはニコニコしているのみ。 それはOKってことっすか? ――ピンポーン。 「あっ…コンビニの配達だ!」 タイミング悪っ…。
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