サプライズ!

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そこから調書は二枚目に突入した。 近藤刑事の部下っぽい人は、先程までの同情的視線から攻撃的視線で私を見ているし……。 耐えろ。耐えるのよ一葉。 私は愚かだったけど、その愚行を自ら告白したんだから、刑事さんの心象は悪くないはず。 学生時代に推理小説を読んでいたからか、刑事さんの心理とか考えてしまっていた。 この局面でそんな打算的な考えができる自分の冷静さに驚いた。 きっとまだ正人の死を実感できていないから。そう自分に言い訳した。 嘘の殺人予告状の話を告白してから同情ムードはなくなって、散々アリバイとかカレの交友関係とか聞かれて、解放(釈放?)されたのは昼下がりになっていた。それも身元引受人を呼び出す形で。
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