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カレが殺されていたらしいの。
耳を疑うわね。
でも体が勝手に動いていたみたい。
後の記憶は真っ白。たぶん何かを泣き叫んだのだと思う。
知らない人の言葉を簡単に信じられるわけがないし。
パニックに陥ったってやつよね。
気付いたら私は警察署まで連れて行かれていた。
調書ってやつを取られた。
そして質問を受ける度に自分が冷静になっていくのを感じた。
やっぱり実感がないからかな。
すぐにでもカレが現れて笑って言ってくれそう。
私の書いた殺人予告状にノッたんだよって。
そこでさらに私の頭は急に冷静になった。
いえ、ぞっとしたんだよね。
私、殺人予告状出してしまっているって。
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