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夕方
葵は美香と別れた後
河原に来ていた
ｷﾗｯ
淡いピンク色の指輪のネックレスを空にかざして目を瞑った
「翔,あたしね友達が出来たんだよ
美香っていうの
ねぇ翔、やっぱりあたしの隣にはもう戻ってきてくれないね
何年経っても
翔がいない現実を受け止められないよ」
葵は夕日に照らされながら静かに涙をこぼした
「翔、あたしこの場所が大好きなんだ
だって翔がいたから」知ってたよ翔がここでサッカーの練習してたの
だってずっと見てたから
「結婚しようねって約束したのに。
半年もせずに破んなよ
翔のばか…」
ずっと信じてたよ
貴方となら永遠もあるって
大好きだよ
今でもずっと…
これだけは死んでも変わらない
ぎゅっ
指輪を強く握ぎる
今でも君を探してる
今でも貴方を愛してる
貴方の色はあたしから抜けないから
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