†聖夜に捧げるこの一球†

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  「……うん。ヨロシク。じゃ………」 シンジはパチンっとケータイを閉じる。 口元はまだニヤついていた。 「電話?」 「あぁ。ちょっと明日出かけるから」 そう言ってシンジのマル秘計画は始まった。 翌日。シンジはとある喫茶店に来ていた。 「悪い悪い。待った?」 シンジの元にやって来たのは体格の良い一人の男だった。 「いや、大丈夫だ」 「久しぶりだなぁ、大投手シンジさんに会えるなんてな。ガハハハ」 男はバカ笑いしている。 「それより…あの事は……??」 「あぁバッチリだ。それよりお前の方が大変だろ?」 「まぁな。ダメだったら計画がパーだ」 「楽しみにしてるぜ、相棒」 シンジは喫茶店を出るとある所に向かった。  
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