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「マナー!こっちこっち!」
待ち合わせ場所でエリカが手を振っている。
「ショウくんもぉきてるよ。個室とってあるから」
「そうなんだー。久しぶりだし嬉しいね」
「久しぶりだから、嬉しいのかー?」
エリカはあたしの気持ちに気づいているみたいで、
「だから」を強調し、からかってくる。
「もぉ…
仲間に久しぶりにあえるみたいな気持ちなの!」
「はいはーい。ごめんね、早く中はいろ!」
あたしはきっぱり否定したけどエリカは信じていないようだ。
だって
「あたしはショウくんがすき」
なんて認められないよ。
芸能人なんかに恋しても
むなしいだけじゃない。
認めちゃったら
辛くなるだけだもん。
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