間守り人の伝説

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 かつて京の都の外れに、都を追放された者たちを救い受け入れる巫女がいた。  八百万(やおよろず)の神を尊ぶ心から、追放された人だけでなく、退散させられた「もののけ」や「あやかし」の類も、手厚くもてなしていた。  全てに神が宿る。と信じて疑わない巫女の心に、どんなに凶悪な罪人や化け物たちも、救われたと言う。
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