2703人が本棚に入れています
本棚に追加
耕太『どーしたん?』
私の異変に耕太が気付いたらしく下を向いてる私に話しかけてきた。
私『ちょっと気持ち悪いんです…』
耕太『大丈夫?ワタル!どっか車停めて!』
ワタル『どーしたん?』
耕太『気持ち悪いんだって!』
ワタル『わかった!』
ユウコ『大丈夫?七ちゃん』
車はベンチがある緑地公園に停まった。
私はすぐ外にでてベンチまで一人で行こうと歩いていたら、後ろからサッとコートがかけられた。
耕太『寒いから!』
耕太は私にコートをかけると私の肩を抱き寄せながらベンチに腰をおろした。
耕太『大丈夫?吐いたら楽になるかもよ』
私『大丈夫です』
10月の夜。
外はかなり寒かった。
耕太は私の具合がよくなるまでずっと私の肩を抱き寄せて、背中をさすってくれていた。
何分かして気持ち悪さもなくなり耕太も薄着だったから車に戻ろうと私が言って二人で歩いた。
車までは少し距離があり耕太が手を繋いできた。
私がビックリして耕太を見るとニコッと優しい笑顔を見せた。
この耕太の優しい笑顔に負け手ぐらい…と思い私もそのままで車まで戻った。
最初のコメントを投稿しよう!