私と哲夫

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私は、その様子を見て 「父親って・・・」 と思ってしまう 「ごちそうさまっ‼」 と夏海が言うと、テーブルから離れ、リモコンでテレビを点けて、テレビを見始めた 夏海が食べ終わると、哲夫が食事を始めた そして、哲夫が食事を食べ終えると 「お母さんっ‼ジュースっ‼」 と言って、衛が居間に入って来た 風呂から上がって間もないのか? 衛の顔は赤く、頭から湯気か昇っていた 「冷蔵庫に、入ってるから適当に飲みなさいっ‼」 と言いながら、私は夕食の片付けをする為に、立ち上がり、テーブルの上のものを、流し台に運び出した 「パパっ‼肩車っ‼」 と夏海が哲夫に言うと、哲夫は首を下げると、夏海は哲夫の首に跨いだ 「亜希子っ‼風呂っ‼」 と私に言うと、夏海を肩車したまま、風呂場に向った 私は寝室に向かい、哲夫のパジャマと夏海のパジャマとバスタオルを持つと、私も風呂場に行き、それらを置くと、居間に戻った 「衛っ‼手伝ってっ‼ テーブルの上の、お皿っ‼ 運んで来てぇ~」 と私は衛に言うと 「はぁ~い」 と返事を私に返しながらも、衛の目はテレビに集中し、そしてCMになると、急いでお皿を運んで来た 衛はお皿を運び終わると、また、元の場所に戻ると、座り込んで、テレビを見ていた 三十分後 私は、ようやく夕食の洗い物が終わり、テレビを見ようと、振り返ると 「ママっ‼ジュースっ‼」 と夏海と言った、夏海の顔は赤く、髪の毛はまだ濡れていた 「夏海っ‼ こっち、いらっしゃい」 と言って、夏海の手を握ると、寝室に向った そして、私は夏海を三面鏡の前に座らせると、もう一度、夏海の髪の毛を丁寧に拭くと、ドライヤーをかけて、髪の毛をブラッシングしながら、乾かした 私は夏海の髪の毛を乾かし終わると、夏海の手を握り、居間へと戻った 居間に戻ると、丁度、哲夫が発泡酒の缶の蓋を開けていた そして蓋を開けると、一口、一気に飲み干すと 「ぷっ~はぁ~ 風呂上がりの、一杯は堪えられないな」 と哲夫が満面の笑みで、腰に手を当てて言うと 「ママっ‼夏海にもっ‼」 と哲夫の表情に促されて、夏海は私に言い 「はいっ‼はい‼」 私は夏海に言うと、冷蔵庫から缶ジュースを取出し、蓋を開けて、夏海に渡すと 「はぁ~っ‼ 美味しいっ‼」 と哲夫の真似をして、腰に手を当てて、そう呟いた 私はその夏海の様子を見て、吹き出してしまった
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