小さい頃

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次の年のクリスマスの夜。 その日は、今年一番に冷え込む日だった。 いつものように18時に母が保育園に迎えにきた。 今日は、クリスマス会をしてきた。 私は、母の自転車の後ろに乗りながら、いつもと同じ帰り道を帰った。 土浦の駅前の街路樹にはライトがつけられ、黄色い温かい光りで私たちを含め、人々を照らし出している。 確かに昨日と同じ街並み。 だが、その明かりは、私の心の奥まで届かない。 温かい光は貧乏な家には届かない。 保育園のクリスマス会が終わり。 それは私にとって今年のクリスマスが終わったこと。 家についてご飯を食べる。 今思えば、母がその日、私を気遣い少し豪華な食事を用意してくれた。 しかし、今年のクリスマスが終わった私には、そんなものはきづくはずもなく、ただの一日として過ぎた。
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