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そっとホホに手をやる
「なっなに?」
うろたえる坊ちゃま
「上手く言えたご褒美ですよ」
「褒美?」
「はい、ご希望どうり熱いキスをぉ」
アゴをくぃっと上げ唇を近づける
「…ジェイク…」
小さく呟き瞳を閉じる
あと数センチというところで………
バタバタ
ドンッ!!
ガチャっ
「なぁジェイク~」
オスカ登場!!
いきなりの[オスカ 26]の出現に目を開き私を突き飛ばし
あと少しだったのにぃ
「オスカ貴様という男は!」
坊ちゃまと2人でオスカをギロリと睨みつける
「そんなに起こるなよぉ~」
ハァ~
とため息をつく
「っで!何の用ですっ?」
「暇なんだよ~遊んでくれよ~」
はぁ?
呆れ顔2人
「仕事をしなさいっ仕事を!」
「仕事ってよぉぉ」
何故か泣き出す
「うぉぉ゛お嬢ぉ~」
(↑解説:オスカが言うお嬢と言うのはカイトの2番目の姉である!ちなみにカイトは3人姉弟です。)
あぁ 痛々しい[ネル 22]お嬢さまが嫁がれてからというものオスカは毎日あんな感じです
オスカはお嬢さまの執事でしたからねぇ~
「オレよぉ~お嬢が嫁に行ってからコレといって仕事がないんだよ!時間持て余してんのょ!!」
「可哀想だなオスカ…色んな意味で」
こちらも色々な意味でイライラしてらっしゃる坊ちゃま
表情をピクリとも変えずに冷静にオスカを観察する
「ジェイクゥゥ~っ」
ギュギュッ!
「私に抱き付こうなどと…100万年早いっっ!!!」
バシッ !!
グシャ !!
ドンッ !!
バキバキバキッ !!!!
「ジェイク それ位にしといてやれっ」
「仕方がありません坊ちゃまがおっしゃるなら」
「すみませ、ごめんなさい、もうしません…」
分かれば良いんです
私に抱き付いて良いのは坊ちゃまだけです!
「オスカに何かやりがいのある仕事を見付けてやらないとなぁ~」
「そうですねぇ、毎回コレでは~」
う~んと考えこんでいると………
パタパタパタパタパタッ!!
ガチャっ!!
「カイト~3週間たったゾォ♪」
なんとっ!3週間ぶりのルート様でした!!
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