…ライバル!?

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…ライバル!?

「んんっ、外は気持ち良いなぁ~」 伸びをしながら笑う なんて眩しい笑顔なんでしょvV 「そうですねぇ、丁度過ごしやすい温度ですし風も余り無いですね」 散策にはもってこいの天気です 虫、植物の観察や 屋敷にフラリ現れたネコとの追いかけっこ 久々におはしゃぎなった坊ちゃまは木の小陰でうたた寝をされてしまいました フフフっ♪ ……寝顔も可愛らしい そぉ~っと顔を近づける ぁあ~~vV 長いマツゲ 形の良い鼻 薔薇色の唇…… …クチビル……… …くち…び…る…… チュッ! 「ご馳走様です、坊ちゃま…」 カイト坊ちゃま そんな無防備でいられると……… 今はキスまでで済んでいますが 私にも限界がありますよ あぁ… 私は、いつまで理性を保つことが出来るのかぁ…… 「はぁ~…」 「ゥンンっっ、ジェイクゥゥ……」 「何ですか?…って……寝言ですか」 寝言て私を呼ぶなんて…もうコレは拷問ですか?? ふぅ~ 今のウチにランチの用意でもしておきましょう 「ん~~っっ」 「お目覚めですか?坊ちゃまランチのご用意が出来ていますが」 目をこすり「食べる」とヨタヨタしながら庭に用意したテーブルの席に着く 「庭で食べるのもいいな、たまには外で食べるとしよう」 「そうですね」 坊ちゃまがご機嫌だと私も嬉しいです ???「おぉ~ぃ!カイトー♪」 カイト「んっ?」 ジェイク「おゃっ?」 向こうから少年が走ってくる カイト「アレかぁ…」 ジェイク「アレ、ですねぇ…」 通称『アレ』こと[リート 14]様はお隣りのお屋敷の御子息でいらっしゃる方 坊ちゃまの幼なじみです しかし、このリート様は私同様に坊ちゃまに想いを寄せておられます (もちろん坊ちゃまは気づいておられません) カイト「リート、何か用か?」 鬱陶しそうに冷たい一言を放つカイト カッコイイです坊ちゃま! 普段とは違い、リート様への態度は至ってクールでいらっしゃる リート「「何か用か?」って冷たいなぁカイト~、昔はいつも一緒だったじゃんかぁ」 カイト「お前が勝手に僕に付いてきてただけだろぉ!」 昔話しを出されたが間髪入れずに断ち切る さすが坊ちゃま!容赦がない リート「そんなコト言うなよぉ~幼なじみじゃん♪」 それでもめげないリート様 ある意味スゴイです! カイト「ただ家が隣りなだけだろっ」
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