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あからさまな動揺っぷりに思わず吹きそうになりましたが
『執事たるもの!これしきの事で取り乱したりなど致しません!!』
ジェイク「お好きなのでしょ?坊ちゃまのこと…」
フフン♪っと言った感じで上からワザと挑発するように見下ろす
カッと顔を赤くし唇を噛みながら悔しそうに「だったら何だ!!」と睨みつけてくる
リート「ジェイク、使用人のお前がカイトとどうこうなるなんてありえない!」
ジェイク「どうしてです?坊ちゃまのコトは私が一番理解していると思いますが、何しろ1日中お側に付ききりですから♪」
そう私は坊ちゃまのコトなら何でも知っておりますとも!
執事という仕事は堂々とストーカー的な事ができて大変便利です♪
リート「オレだってカイトのコトは小さい頃から見てきたんだ!」
おぉっ!!
リート様のクセに反論してくるとは!少しは成長された様ですねぇ~
ジェイク「小さい頃から…ねぇ~、私は坊ちゃまの唇を(先ほど)奪いましたよ♪うたた寝している隙に」
リート「ずっずるいぞぉっ!!カイトの、カイトのファースト・キスをぉぉ~!!」
ジェイク「今回のがファースト・キスでは有りませ、すでに2年前に私が頂いております」
真顔で訂正する
そうなのです!すでに坊ちゃまのファースト・キスは就寝中に頂いちゃいました♪
リート「うぅぅ゛~!俺なんか一緒に風呂入ったこと有るもんねぇ~♪」
自慢げにヤってやったと言わんばかりの顔をするリート様、まだまだですよっ!
ジェイク「私は現在進行形で坊ちゃまの入浴時を覗いております!えぇもう毎日です!!」
リート「へっ変態だぁ!変態がここにいるぞぉ~!!」
変態?
この私が?
今更ですよ、坊ちゃまと初めてお会いした時から私は変態ですよ
ジェイク「悔しいからって取り乱さないで下さいよ」
リート「悔しかねぇ!!ただ羨ましいだけだ!」
ヤってやりましたよっ!まぁリート様ごとき負かした所で何の事はないですがね
リート「オレはたいに負けねぇ、使用人なんかに負けてたまるか!!」
おや?変なんスイッチでも入ったのでしょうか燃えてらっしゃいます
リート「ジェイク!俺はお前に決闘を申し込む!!」
決闘?今どき決闘だなんて本気ですか??
ハッキリ言って面倒です
ジェイク「エェ~決闘ですかぁ~」
リート「何だ!その不満そうな顔はぁ!!」
今にも襲いかからんばかりに構えているリート様
ここは、アノ手しかないっっ!
ジェイク「キャーっっ!た~す~け~てぇ~」(←棒読み)
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