55人が本棚に入れています
本棚に追加
(えっ、手をつなぐの?みんなの前で。。。)
乃愛瑠が躊躇していると、彼の方から手を出してきて、乃愛瑠の左の掌を握った。
(うわ、あったかい。。。)
「す・すいません、こんな私で。」
乃愛瑠はこっそり彼に囁いた。
「君の手、とっても小さくてかわいいね。」
彼が初めて言葉を発した。
「い・や。。。かわいくなんてなぃ。。。です。」
乃愛瑠は皆に顔を見られないように少し下を向いて彼に言った。
(私、今どんな顔してるんだろ?)
最初のコメントを投稿しよう!