6人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
夢を見たんだ。
綺麗な花畑だった。
遠くで、柚奈と天使?が遊んでいる。
....
俺に気が付いたのか、柚奈が、俺の方をみる。
.
.
.
.
.
『なんでいるの?』
.
.
.
.
.
涙を貯めて、柚奈は続ける。
.
.
.
.
.
『あなたは、ここに来ちゃだめ。和泉ちゃんを守れるのは、あなただけなんだよ?』
.
.
.
.
.
『愛してくれてうれしかった。でも…今、あなたは、気持ちを隠してる。ほんとの気持ちにきちんと向き合って?笑って?』
.
.
.
.
.
そう、言って、俺を抱きしめた。
涙が溢れてきた。
.
.
.
.
.
目が覚めて、何もせずには入れなかった。
数ヶ月ぶりに病院に行った。
和泉の担当医に会うためだ。
.
.
.
.
.
和泉と生きたい。
天使、邪魔しないでな?
.
.
.
.
.
俺が和泉にできるのは、これくらいだから、生きてほしいから。
奇跡を起こす準備はできていた。
最初のコメントを投稿しよう!