…Epilogue…

2/4
前へ
/33ページ
次へ
『うわぁ!!プレゼントだ!!サンタさんがプレゼントをくれたよ!!』 『ありがとう!サンタクロースさん!!』 12月26日、朝。 地上を映し出す天界一大きなモニターの前に集まっているのは俺とガブリエル、ミカエル、その他多数の天使達、そして―― 「どうだ?今年のクリスマスは?」 「素敵なクリスマスじゃ」 今は亡き元祖サンタクロースのニコラス。 俺は爺さんの言葉に満足の笑みを浮かべる。 今モニターから流れている映像はプレゼントを受け取った子供達の姿。 とびっきりの笑顔が俺達の心を満たしていく。 突然の大事件に一時はどうなることかと顔色を青くしたが、無事に終わり万々歳で終わるはずだったのだが……。 モニターから映し出された次の映像に、俺はまた顔色を青くせざるをえなかった。 「…………」 「あれ?拓真くんのお母さんが映ってますねぇ?」 俺とは対称的に意地悪く笑うミカエル。  
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加