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「本当にいい笑顔じゃのう」
長く真っ白な髭を撫でながら爺さんが呟く。
人間から俺達へのクリスマスプレゼント。
それは笑顔。
かけがえのない笑顔。
その余韻に浸りながら静かに幕は降りる……はずもなく?
「さぁ、神様!始末書を書いていただきましょうかね?」
「何!?か、勘弁してくれッ」
「なりません」
「そ、そんなぁ……」
俺とミカエルのやり取りを見て大笑いの渦が生まれる。
最強で最大の武器。
笑顔に包まれながら
幕は……
降りた――……
―END―
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