争奪戦開幕

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そして現在5限。本来なら英語だが担当の先生が休みで自習になっている。もちろんみんな友達と喋っている。 「大丈夫か卓也?さっきは悪かったな…まさか藤井がハートブレイクショットを使うとは思わなかった。」 「大丈夫さ!俺はお前が死ぬまで死なねえよ!」 それはそれでやだな… 「フッフッフさあ長濱憲君練習のお時間ですよ~♪」 「なんのだ?」 「もちろん告白ですよ!」 そういえば朝そんなこと言っていたな… 「ちょっと待て。練習もクソも相手がいないぞ。」 「そんなの適当にカワイイ子に告ればいいんだよ!お前が告白したら誰でもOKするぜ!」 まったく…まあさっきのことは本気で悪いと思っているからちょっとだけつきあってやるか。 しかしこの判断が今後の俺の学生生活をメチャクチャにしようとはこのときの俺は知らなかった…
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