争奪戦開幕

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「マジで!?」 「ああマジだ。あいつだって立派な美少女だ。」 確かによく告白されるとか言っていたな… 「ってなわけで練習しようか♪」 「わかったよ…どうやって練習するんだよ?」 「まあまず俺に告白してみ。」 「ハァ?なんでお前に?」 「まあまあとりあえずだよ!早く~♪」 「………好きだ…//」 すると卓也は鼻血を出していた。 「憲お前最高にカワイイぜ!」 「なんだよそれ。結局お前の自己満足か~」 俺は怒ったフリをして机に突っ伏した。 「ごめんごめん。それなら誰でもOKするって!…もう一回言ってくれないか?」 「ヤダ」 俺は机に顔を伏したまま答えた。 「頼むよ~お願い~お願い~お願い~お願い~」 「あ~わかったよ。」 俺は机から顔をあげて卓也に振り向きざまに言った。 「好きだ。」 その瞬間クラスが静まり返った。何故かって?俺が振り向いた方向にいたのは卓也ではなく中川麗未だった。
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