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「今日はありがとうね。送ってくれて。」
「いや、俺んちもこっちの方だし……ね?」
「あ、本当だ」
そうやって2人して笑った。
「楽しかったなぁ~。水族館。凄く成り行きだったけど」
「あ、ごめんねぇ……。振り回しちゃって……」
「いいの。いいの。璃月が魚が好きなの昔から知ってるから。」
そうやってはにかんだソラの顔は暗くてあまりみえなかったけど、私の心を暖かくするには充分だった。
それからしばらく、家の前で今日の出来事を話していた。
「イルカ、凄かったよね♪かわいいくせにカッコいいし♪」
笑いながら私はそう言った。
ふと、そこで話が途切れた。私は不思議に思ってソラを見た。
そしたら、ソラと目があい、私は金縛りにかかったみたいにソラから目がそらせなかった。
そしてソラの顔が近づいてきて、私は生まれて初めての口づけをした。
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