デート

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X'masだけあって街は激コミ。 可愛いショップにも入るのが一苦労。 「なぁ、なにが欲しいの?」 ユウがあたしに聞く。 「ユウ!ユウの全部欲しい!」 ユウが笑いながらあたしを小突く。 「あげてんだろ?まだ欲しいのかよ?お前ホント欲しがりな!」 笑うユウの顔が可愛くて、あたしは人目もはばからずキスをした。 「ちょ!馬鹿!やめろって!恥ずかしいだろうが!」 馬鹿みたいに笑うあたしたちの瞳に、白い綿が映った。 「すげぇ!ホワイトX'masじゃね!」 雪がふわふわ舞い降りてきた。
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