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多分22日
私は、九時ぐらいに目覚めた
最初に体中が軽いと思った
薬が抜けきっていたからだろう
その時部屋に時計があったか思い出せない
私は、秒針の音が嫌いだから
衝動的に怒った時に時計の電池をぬいて以来
ある時から私の部屋に時刻を示すものは、携帯だけになってた
とりあえず、無気力だったので目をつむってみた
間もなく母が私の部屋に上がってきた
私の横になるベッドに腰を下ろして母は
「どうしてこんなことしたの?」と言った
母の問いにろくに答えない私が
泣く前みたいな声で
「だってプーさんが会うてくれんゆうたがゃもん!!」
とだけ言って
布団をかぶった
私は喘息だから布団をかぶったら、息が出来ないから普段から本能的にかぶったりしない
母は「そうかぁー…もうちょっと寝たや」とだけ声をかけてくれた
まだ聞きたいことや怒鳴りたかったこと色々あっただろうに
いつも迷惑ばかりかけてごめんよ
いつか親孝行できるように
素直になれるようにがんばるから
親孝行する時には親がおらんてこと無いように
頑張るから
私のできることするから、見守っていてください
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