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『菜乃花(ナノカ)ちゃん、ちょっと来て』
『はい?』
『このこ、新しく入ったこ、六輝(ムツキ)くん。六輝くん、挨拶は?』
『……』
『あら?恥ずかしいのかなぁ?』
『……子ども扱いすんなよ、お ば さ ん』
『おっおば!?』
『……ふん』
何だか子ども扱いされたことにかちんときて。
気付けばああ言ってたんだ。
俺の態度が可愛くないって表情でいってる菜乃花は、歳に似合わず可愛らしくて。
明日から楽しそうだなぁ、なんて呑気に考えてた。
それが俺、六輝ときみ、菜乃花との出逢いだった。
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