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戦場
龍は誠という男の小隊に配備された。
誠は目の澄んだ背の高い男だった。
何か引き寄せる不思議な男だった。
「お前が龍か。小隊長をつとめる誠だ。以後よろしくな」ゆっくりとした口調で社交的に挨拶をする。
一方他人に無愛想な龍は「よろしくお願いします」と一言ですました。
「他の隊員はまだの様だな…」誠は困ったように言ったが笑顔は崩さない。龍は遅い隊員達に内心イライラしながらも待っていた。そこへ
「すいません!おくれました」と息を切らせながら太った青年が入ってくる。大仏の様な髪型やメガネが印象的だ。
「晃!!」龍はびっくりした。彼の一番の親友が隊員だったからだ。
「あれ?龍!!お前もここか!」とびっくりする。
「晃くんよろしくな自己紹介は後にしよぅ」と笑いながらいうと少し顔をしかめて
「後2人か…」と貧乏ゆすりを初めた
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