全ての終わりと全ての始まり

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  しかし、縁というものは不思議なもので、何年経っても運命の相手を引き寄せるらしい。   それから7年後。 アレッシオ・ヴェリオッティがチームメイト達とミラノ市中心部にあるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア(アーケード)を歩いていたときに。   「おっ、こんなところで会うとは奇遇だな。アルドロヴァンディにサバティーニ、それから……」   チームメイト達が呼び止められたので、アレッシオはその声の主をゆっくりと見上げる。その主は、イタリア代表のチームメイトであるマルコ・カンパネッラだった。  
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