4人が本棚に入れています
本棚に追加
そして目的の場所に着いた俺はすでに生き絶えていた・・・
「疲れたぁ~死ぬぅ」
『うちもぉ疲れたぁ↓↓』
だが上原だけは疲れていなかった。
「ほら♪早く財布買いに行こ♪」
「ラブパワーって奴か?普通疲れて死ぬだろ」
俺達は数キロ先のショップに来ていた。
なんとか財布を買い終えた俺達はマックに入り一休みしていた。
「お前等は何食べる?」
「私はハンバーガーとなんか飲み物♪」
『うちも♪』
「後で金返せよ!」
「『はぁーい」』
もちろん金は返ってこなかった。
『あれ?修我君はハンバーガー食わないの?』
「俺ハンバーガー嫌いなんだ・・・」
俺がそれを言った瞬間二人はもの凄くビックリした顔で言った。
「『え~!こんな美味しいもの食べれないの!?可哀想に・・・泣」』
「いやいやいやいや!?可哀想じゃないよ!美味しくもないし!!」
俺は子供の頃からハンバーガーが大っ嫌いだった。
「まぁその話は良いとして次どこ行く?」
もうすぐ門限だった俺は解散を祈っていた。
「あ!私彼氏の所行かなきゃだから二人で決めて!じゃぁもう行くから!バイバ~イ」
止める間もなく上原は行ってしまったため俺と優衣は二人きりになってしまった。
『上ちゃんは彼氏とラブラブだね♪』
「そうだな!」
それから会話はあんまりなくなった・・・
『あのさぁ』
「何?」
『うち等も付き合わない?』
いきなりだった!俺はまだ一度も女子に告られた事が無かったからどう対処すればいいか分からなかった。
けど取り敢えず「いいよ♪」と答えた。
長く続くとも思わなかったし【恋】というものがこんなに辛く悲しいものだとは思わなかったから・・・
『やったぁ♪じゃぁ改めてよろしくね修我♪』
笑っている顔はとても可愛らしかった。
「おう!よろしく♪」
最初のコメントを投稿しよう!