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「うーん…何か違うんだよなぁ」
ディスプレイを見ながらしかめっ面のマスター。
心なしか不安になる。
「どうすれば綺麗に歌えるんだ?」
パラメーターをいじりながらマスターは私を見ていた。
マスター…、ごめんなさい。
私は泣きそうになる。
「あ、こうすりゃいいんだ。うん、いい感じだ。」
数分後、マスターのこの言葉で、私は瞬く間に笑顔になる。
もちろんマスターも笑っていた。
この時間が私の一番好きな時間。
私がマスターを幸せにできる時間。
もちろん最高の幸せは、たくさんの人達に聴いてもらえることだけど。
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