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それは当然の事だが使用できる回数に限りがあるという事だ。
魔法を使うための「魔力」と呼ばれるエネルギー…、それが尽きてしまえば魔法は使えなくなってしまう。再び魔法をつかえるようにするには魔力の回復を待つしかないのだがしばらく休んでいれば自然と回復するのでそれほど難しい事ではない。
もちろん一人一人魔力の持つ量には個人差があり多い人もいれば少ない人もおり魔力量が少ない人間がひどい扱いを受けるというのも珍しくもない、
まあ、どこの世界でも格差や差別はあるという事だ。
さて、話しを戻すがこの魔力が尽きた場合それを補う術がこの世界にはない。
この世界、オネイグル・ヴェルスでは魔法と呼ばれる奇跡が蔓延していたため日々の生活は魔法による技術で行ってきた。
つまり科学等の技術が全く発展していない…、というより存在すらしていないのだ。
そう言った技術が必要だという事すらここの住人は考えなかっただろう
何故なら魔法を使いさえすれば起こせない事など存在しないのだから。
例をあげれば食料も魔法で賄えるし火も暖も魔法がある…、
つまり魔法と呼ばれる技術で生活を続けてきたここの住人がいたずらに魔力を使い、無駄に切らすという事は生活力を失うという事を意味するのだ。
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